1975年にリリースされたジラールペルゴ「ロレアート」。
ちなみに、パテックフィリップのノーチラスが1976年、オーデマピゲのロイヤルオークが1972年です。
特徴的なオクタゴンの意匠はもちろん初代からですが、初代はクォーツでの発表でした。
その後機械式復活の80〜90年代、機械式モデルで販売されていたロレアートは日本ではお世辞にも人気のあるモデルではございませんでした。
しかしその後、周知の事実ジェンタスポーツモデルの大人気到来ということで2016年に満を持して?イヤ少し遅れたくらいで復活致しました。(ちなみにロレアートはジェンタデザインではございません)
振り返ると当然ですがその時代その時代の流行があり、時代背景が影響を及ぼしているのでしょうね。
新しいロレアート、実物を見るとさすがというか良くできています。
どうしてもノーチラスやロイヤルオークやインジュニアやポロなどと比較されてしまうかとは思いますが、リリースが遅かった分研究されていたのかトータルバランスは非常に良いと思います。
ジラールペルゴの人気に一役買って欲しいですね。
さてここまで記しておきながら、お詳しい方はすでにお気づきでしょうが、今回掲載のロレアートはその2016年発表のモデルではないのです。
実は2010年に世界限定で40本だけ製作されたクォーツモデルなのです。ジラールペルゴがクォーツモデルを発表してから40年の記念ということですね。
忠実な復刻という意味でクォーツというのは好感ですし、限定数がかなりの少なさですね。
また、クォーツ時計の基準32768MHzはジラールペルゴが主導したという事実にも驚かれるのではないでしょうか。
グラスバックから見える機械はクォーツといえど見せる機械を感じますね。仕上げも施してありますし、スリーブリッジを型どったあたりは特別感を感じます。ちなみに付属の箱も特別な復刻バージョンでした。
最後に2017年モデルの38mmと。
日本でも、もう少しGPが浸透すると嬉しいですね。
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