2017年8月3日木曜日

totteoki

JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


前回掲載のウルバンヤーゲンセン。
好みは千差万別とはいえ、拘った時計であり、一般的にハイクラスな時計といえるでしょう。

その次の掲載の題名が「とっておき」。
そうくれば、パテックフィリップかリシャールミルか、はてはランゲアンドゾーネかFPジュルヌか、さてはフィリップデュフォーかロジャースミスか。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


・・・メモボックスなのです。
そうジャガールクルト。手巻きの36mm径です。
私はこの時計、好きなのです。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


ジャガールクルトといえばレベルソ、と云っても過言ではないのかもしれません。
しかし、アイコンモデルになりうるやモデルのもう一つがメモボックスだと云えると想うのです。

確か1950年代頃から始まったと思うのですが、アンティーク市場でもよくみかけます。
また90年代以降もシルバー文字盤のシリーズやマスターブラックシリーズなど、その時代その時代においてのラインアップがありました。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


このモデルは最後の手巻きモデルで、ちょうどマスターブラックシリーズの時期との過渡期あたりでしたので、あまりイメージに無いかたも多いかと思います。
多分一般的にも黒文字盤/SSブレス付きのイメージが強いのではないでしょうか。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


このモデルは一見シンプルな3針モデルに見えながらも、リューズが2つ。
一般的ではないアラームという機構。

昔のアラームウォッチのイメージにあるセミではなく、リンの澄んだ音色が持ち主のある部分を刺激するように感じます。
それはリピーターに感じる奥床しさとは少し違う、もう少し人との距離が近い感じのするものでありながら、少し非現実を感じさせてくれるような感覚と申しましょうか。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


また何より好んでいるのが、全体のバランスだと感じています。
そのケース径、厚み、そして、インデックス、針、スペース。
インデックスはクサビとアラビア数字と夜光がミックスされています。
そしてそれに付随した針。

ウルトラスリムほどクラシックではない所がまた微妙なバランスに感じます。
ベルトによると想いますが、着用するシーンを選ばない時計ではないでしょうか。
そして、所有者が多くないモデルなのです。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


ジャガールクルトというクォリティーで製造されている前提があることは云うまでもないでしょう。


JAEGER-LE COULTRE MASTER MEMOVOX ジャガールクルト マスターメモボックス 144.8.94


一式付属の正規品ワンオーナーでごくわずかのご使用です。


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